2026年9月30日、国分寺市議会がPFAS血中濃度検査費用の補助を求める当会の陳情を賛成多数で採択しました。
「有機フッ素化合物(PFAS)から健康を守るために、血液検査に市の補助を求める陳情」の採択を歓迎し、今後の確実な施策推進を求める声明
2026年10月1日
PFAS汚染を考え、安心で住みやすい国分寺を創る市民の会
昨日、国分寺市議会において私たちの会が提出した「有機フッ素化合物(PFAS)から健康を守るために、血液検査に市の補助を求める陳情」が、賛成多数で採択されました。
これまで、PFAS問題の解決を願い、ともに声を上げ続けてきた多くの市民のみなさま、そして、私たちの訴えに真摯に耳を傾け、今回の採択にご尽力いただいた市議会議員のみなさまに、心より敬意と感謝の意を表します。
私たちの運動の出発点は、2020年のPFAS汚染による水源井戸の閉鎖報道でした。その報道を受けて、汚染された水道水を長年飲んできた不安から、多摩地域の有志791人が血液検査を実施しました。国分寺市からは住民85人が参加し、そのうちの9割以上にのぼる79人の方が米国の基準値を超えていたという実態から、公的な血液検査と健康相談の必要を訴える取り組みを始めました。
国分寺市に検査体制の構築を求めるという前回の陳情は、残念ながら昨年に不採択となりましたが、同時に市議会の動きとしては、国と東京都にたいし血液検査の実施を求める意見書を全会一致で採択してきています。国がいまだ血液検査に後ろ向きの姿勢をとり続ける中、こうした意見書の採択は、私たちの運動を大きく励ますものでした。
私たちも議会のそうした到達点に立ち、多摩地域のいくつもの市民運動と一緒に、小池都知事にたいし血液検査の実施を要請する署名運動を行ってきました。今回の陳情は、1万円もの費用が自費負担となっている血液検査について市からの財政補助を求めるものです。東京都による制度が整うまでの間、市民が検査を受けられる機会を確保するため、その支援を国分寺市にお願いしたというものです。
こうした経緯をふまえ、今回の陳情採択のもつ意味は、大きく2つあります。第一に、健康不安をもつ市民にたいして、血液検査と健康相談への道を開こうという議会の大切な意思表示であるということです。第二に、環境汚染が明らかになった地域において、住民の健康を守るため、もっとも身近にある基礎自治体がどのような役割を果たすことができるのか、ひとつの具体的な例を示したということです。
しかしながら、陳情の採択は、決してゴールではありません。まだ経過途中なのです。私たちは、今後の行政の実質的な動きこそ、注目していく必要があります。
議会の場において市民の意思が明確に示された今、丸山市長をはじめ行政サイドの担当部局におかれましては、今回の採択結果を重く受け止め、血液検査の補助について速やかに、かつ実効性のある施策を講じることを求めたいと思います。
「すべての人がいきいき健やかに暮らせるまち国分寺」という健康増進計画のスローガンを掲げる国分寺市。環境汚染による市民の曝露についても重要な課題と位置づけ、対策をとることを求めます。
私たちは、今後も地域住民のあいだで緊密に連携しながら、今回採択された陳情内容が確実に、そして最善の形で実行されるまで、行政の取り組みを厳しく注視し、建設的にサポートしていく決意です。
以上